第2部 犬 × マンション、犬×戸建のメリット・デメリット
犬と暮らす場合、マンションと戸建てでは生活のしやすさが大きく変わります。
ここでは、1.マンション 2.庭あり戸建 3.庭なし戸建の3タイプを比較しながら解説します。
1. マンションで犬と暮らす
Gさん(マンション × 吠え癖のある犬)の場合
Gさんのトイプードルは物音に敏感で吠えがちでした。
防音カーペットや窓の防音シートで改善したものの、「マンションは音対策が必須」と実感したそうです。
【マンションで犬と暮らす場合のメリット】
・管理が楽
・防犯性が高い
・立地が良く散歩コースが豊富
・小型犬なら十分な広さが確保できる場合がある
【マンションで犬と暮らす場合のデメリット】
・鳴き声・足音が響きやすい
・散歩のたびにエレベーター移動(「エレベーター内は抱きかかえる」等の管理規約、使用細則があるケースが多い)
・規約で犬種、サイズ制限、頭数制限があるケースが多い(小型犬のみ1頭まで等)
2.戸建 (庭有り)で犬と暮らす
Hさん(戸建 × 大型犬 × 庭あり)
Hさんは庭付きの戸建で大型犬を飼いました。
庭で遊べる環境に満足しつつも、抜け毛掃除や庭の手入れは増えたそうです。
【庭付き戸建で犬と暮らす場合のメリット】
・庭で軽い運動ができる
・鳴き声・足音のトラブルが少ない
・リフォーム自由度が高い
【庭付き戸建で犬と暮らす場合のデメリット】
・庭の手入れが必要(害虫駆除などを行う場合は、犬に安全な薬剤を使用するなど注意が必要)
・郊外で散歩コースが限られる場合も(庭無しも同様。ペットを入れるのを禁止している公園などがある)
3. 戸建 (庭無し)で 犬と暮らす
I さん(庭なし戸建 × 中型犬)
Iさんは郊外の庭付き戸建住宅に中型犬と暮らしています。
今は中型犬自体が若いので、散歩中心でも運動量は確保できているそうですが、階段の昇り降りが多く、老犬になったときの負担を心配しているそうです。
最近増えているのが、庭なし戸建。
都市部ではとくに一般的になっています。
【庭無し戸建住宅で犬と暮らすメリット】
・鳴き声・足音のストレスが少ない
・隣家との距離はマンションよりある
・リフォーム自由度が高い
【庭無し戸建住宅で犬と暮らすデメリット】
・運動量は散歩頼りになる(庭が無い分、庭での遊びは無い)
・階段が多く老犬には負担(椎間板ヘルニア、骨折などのリスクがある)
・玄関からの飛び出しリスクがある
◆庭なし戸建は「マンションと戸建の中間」のイメージ◆
・音問題 → 戸建のメリット
・運動量 → マンションと同じく散歩頼り
・安全対策 → 戸建の課題(玄関・階段)
庭がなくても犬と暮らしやすいですが、運動量と安全対策の工夫が必要になります。
第1部に掲載しました事例はこのような対策が必要だと考えられます。
Aさんの場合:マンション × 小型犬の問題点と対策
Aさんは1LDKのマンションでチワワを飼い始めました。
最初は問題なく暮らしていましたが、来客時に吠える癖があり、隣室から「夜の吠え声が気になる」と指摘を受けてしまいました。
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対策は…
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防音マットやクレートトレーニングで改善したものの、「最初から音の問題を意識しておけばよかった」とAさんは振り返っています。
マンションは壁が近く、犬の生活音が響きやすいため、「音」が最大の課題になります。
Cさんの場合:戸建 × 犬(大型犬・庭なし)の問題点と対策
Cさんは駐車場を敷地に確保するため、庭がほぼ無いコンパクトな戸建に住んでいます。
その住宅で 大型犬(ラブラドール)を飼いました。
最近は都市部を中心に庭なし戸建が増加しており、犬との暮らし方も変化しています。
庭がないため運動は散歩が中心ですが、戸建ては壁が厚く、隣家との距離もあるため、鳴き声や足音のストレスが少ない点が大きなメリットでした。
一方で、階段の昇り降りが多く、老犬になったときの負担が心配です。
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対策は...
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玄関からの飛び出し防止のため、簡易ゲートを設置しました。
老犬になった場合は1階のみが犬の暮らすスペースとして対策が必要になると感じているCさんです。
2階に上らないためのゲートを設置する等の対策をCさんのご家族と話し合いを行っていらっしゃるそうです。