犬・猫と暮らすのに適しているのは区分マンション?それとも戸建て?(第1部)

2026年01月26日

犬・猫と暮らすのに適しているのは区分マンション?それとも戸建て?(第1部)

犬と猫は同じ「ペット」でも、必要な環境・ストレス要因・生活動線がまったく異なります。
住まい選びで後悔しやすい理由は、この“習性の違い”を理解しないまま物件を選んでしまうことにあります。
 
犬は散歩や運動量が必要で、足音や鳴き声などの生活音が出やすい動物です。
一方、猫は上下運動や縄張り意識が強く、静かで落ち着いた環境を好みます。

 犬と猫は同じ「ペット」でも、必要な環境・ストレス要因・生活動線がまったく異なります。
さらに、犬と猫を同時に飼う場合は「第三の暮らし方」が生まれ、住まい選びの基準が大きく変わります。
 
つまり、犬は「広さ・動線・騒音対策」、猫は「高さ・安心感・脱走対策」が住まい選びの軸になります。
ここでは、実際の暮らしをイメージしやすいよう、住まい×ペットの組み合わせを紹介します。

全7部形式でお伝え致します。

本日は第1部... 


1部 犬と猫でこんなに違う。住まい選びの前提と問題の全体像

Aさんの場合:マンション × 小型犬の問題点
 
Aさんは1LDKのマンションでチワワを飼い始めました。
 
最初は問題なく暮らしていましたが、来客時に吠える癖があり、隣室から「夜の吠え声が気になる」と指摘を受けてしまいました。

Bさんの場合:マンション × 猫(1LDK)の問題点
 
Bさんは1LDKのマンションで猫を飼っています。 
猫は静かで鳴き声も小さいため、近隣トラブルはほぼありません。

ただ、縦・横双方のスペースが限られているため、運動不足が気になり始めました。 

Cさんの場合:戸建 × 犬(大型犬・庭なし)の問題点
 
Cさんは駐車場を敷地に確保するため、庭がほぼ無いコンパクトな戸建に住んでいます。
その住宅で 大型犬(ラブラドール)を飼いました。
 
最近は都市部を中心に庭なし戸建が増加しており、犬との暮らし方も変化しています。
庭がないため運動は散歩が中心ですが、戸建ては壁が厚く、隣家との距離もあるため、鳴き声や足音のストレスが少ない点が大きなメリットでした。
 
一方で、階段の昇り降りが多く、老犬になったときの負担が心配です。

Dさんの場合:戸建 × 猫(多頭飼い)の問題点
 
Dさんは戸建に住み、猫を3頭で飼っています。
 
部屋数が多いため、猫同士の縄張りが自然に分かれ、ケンカが減ったと感じています。
しかし、戸建ては窓や玄関が多く、脱走リスクが高いのが難点です。

Eさんの場合:マンション×犬+猫の問題点 

Eさんは1LDKのマンションで小型犬と猫を同時に飼っています。

 
最初の課題は「生活リズムの違い」です。
犬は朝夕の散歩で活動的、猫は夜行性で深夜に走り回ることもします。
 
さらに、犬が猫のトイレを覗きに行ったり、猫が犬のご飯を横取りしたりと、生活動線の衝突が起きやすい環境でした。

Fさんの場合:戸建 × 犬+猫(中型犬+猫2頭)の問題点
 
Fさんは2階建ての戸建で犬1頭・猫2頭を飼っています。
  
戸建ては部屋数が多く、犬と猫の縄張りを自然に分けられる点が大きなメリット。
しかし、戸建ては玄関・窓・勝手口など“脱走ポイント”が多く、猫の安全確保が課題でした。
 
また、犬が階段を駆け上がる音に猫が驚くなど、音の刺激も問題になりました。

犬と猫では、住まいに求める条件がまったく違います。
まずは「自分のペットの習性」と「住まいの構造」が噛み合うかどうかを理解することが、快適な暮らしの第一歩です。
 
6パターンの特徴を簡単に述べます。 
 
マンション × 犬
メリット :管理が楽。防犯性が良い。
デメリット: 騒音(鳴き声等)が発生する場合がある。散歩動線の確保をどうするか検討する必要がある(散歩の必要のない犬種を除く)。
 
マンション × 猫
メリット: 基本静かな猫が多いので相性が良い。
デメリット: 運動不足になるケースがある。上下動線の確保が難しい(キャットタワー等の設置が必要な場合もある)。
 
マンション × 犬+猫
メリット: 犬、猫とも動線をまとめやすい。
デメリット: 生活リズムの衝突がある。
 
戸建 × 犬
メリット: 騒音問題がマンションより少ない傾向。
デメリット: 運動量確保(とくに庭が小さい若しくは無い場合)。階段(昇り降りで椎間板ヘルニアになるケースもある)。
 
戸建×猫 
メリット: 多頭飼いしやすい環境。
デメリット: 脱走対策が必要。
 
戸建×犬+猫 
メリット:縄張りを分けやすい。
デメリット: 脱走対策が必要。犬の走る音が猫に音の刺激を与えてしまう。
 
次回(第2部以降)より問題点の対策等を掲載します。 

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