犬にとって危険な植物は意外と多く、知らずに育ててしまうケースも少なくありません。
ここでは、犬と相性の悪い植物を 科名ごとに10グループ に整理し、代表例を挙げながら解説します。
1.ユリ科植物(ユリ、チューリップ、ヒヤシンス)
球根に強い毒性があり、嘔吐・下痢・食欲不振などの症状を引き起こします。
2.サトイモ科植物(ポトス、モンステラ、クワズイモ、ディフェンバキア)
結晶性シュウ酸カルシウムにより、口内炎・よだれ・腫れなどの刺激症状が出ます。
3.キンポウゲ科植物(クリスマスローズ、ラナンキュラス、アネモネ)
皮膚炎や胃腸障害を引き起こす可能性があります。
4.ナス科植物(ホオズキ、ベラドンナ、タバコ)
アルカロイド系毒(※アルカイド系毒とは植物が身を守るために作る「強い天然毒」)で、神経や心臓に作用しやすい成分のこと)により、神経症状や消化器症状(よだれが止まらない、嘔吐、下痢、ふらつき、興奮またはぐったりする、心拍の異常、けいれん等)等が出ることがあります。
5.ツツジ科植物(アザレア、シャクナゲ、ブルーベリー)
嘔吐・ふらつき・心臓への影響が出ることがあります。
6.ウコギ科(アイビー、ヤツデ)
胃腸障害や皮膚刺激を引き起こす可能性があります。
7.ススキノキ科(アロエベラ、キダチアロエ)
アロインによる下痢・嘔吐が起こることがあります。
8.ヒルガオ科(アサガオ、ルコウソウ)
種に強い毒性があり、誤食に注意が必要です。
9.キジカクシ科(スズラン、ドラセナ)
とくにスズランは心臓に影響する成分を含み危険です。
10.ケシ科(タイツリソウ、オサバグサ)
アルカロイド系毒による中毒症状が出ることがあります。
では、既に育てていた場合の対処方法はどうすればよいでしょうか?
【すでに家にある場合の対策】
・高い位置に置く(吊り下げ・壁掛け)
・ペットゲートで植物エリアを区切る
・土の表面を石やウッドチップで覆う
・重い鉢カバーで倒れにくくする
・屋外に移動する(気候が合う場合) 等
無理に処分する必要はなく、工夫次第で安全に共存も可能です。
ただし、細心の注意を払うことが必要で、万一誤食、誤飲等をした場合は速やかに動物病院での診察が必要です。